終活のはじめ方ってどうすれば良いの?
この記事の目次
終活とは
終活とはそもそもどのようなものなのかですが、一般的には自分の葬儀やお墓について準備をしておくというイメージが強いかもしれません。
しかし、実際には葬儀やお墓についてだけではなく、お金のことや介護のことなど色々と考える必要があります。
最後まで幸せに人生を送れるように考えることが終活においては最も重要なことなのです。
終活はエンディングノートから
終活のはじめ方ですが、まずはエンディングノートを書くことからです。
エンディングノートという言葉が映画によって広まったことで終活というものが注目されたように、終活にとっては必要不可欠なものです。
エンディングノートは遺書と異なる
エンディングノートと遺書や遺言書は違うのかと思う人もいるでしょう。
遺書というのは、自分の気持ちを家族や関係者に記すもので、気持ちの表明というイメージです。
遺言書は、自分の死後に財産分与をどうするのかを民法の規定に従って書面に残すものです。
エンディングノートには、自分の死後について自身の希望を書いたり、自分に何かあった時に連絡してほしい友人などのことや、死後のお金の整理をスムーズにするために銀行口座の暗証番号などを書いたりします。
生前に自分の意志を書き残す
エンディングノートにおいて非常に重要になるのが、終末期に介護や医療が必要になったときに「自分がどうしたいのか」を書いておくということです。
家族はそれを見て判断する材料とすることが出来ますし、元気なうちに介護施設やサービスなどを調べることも出来ます。
認知症になったりしても、子供や孫たちの世話になりたくない場合は特に重要で、事前に楽楽シニアなど調べておくと良いでしょう。
楽楽シニアでは、無料で老人ホームを条件別で探すことが出来ます。老人ホームは場所によって介護の内容やサービスなどが異なりますので、実際に利用することになる自分自身で調べて希望を書いておくことはとても大切です。
老後のお金
終活をしていく上で考えなければいけないのがお金についてです。実際、老後にはどれくらいのお金が必要になるのでしょうか。
老後に必要なお金はどれくらい?
夫婦2人で老後生活をしていく上で最低でも必要なお金は平均で月額22万円ほどと言われています。
病気や介護のことを考えたりゆとりのある生活を考えていたりすると不十分で、1.5倍ほどが必要となるでしょう。
終活を始める時期にもよりますが、老後のことを考えてある程度の貯蓄をしていく必要があるのは間違いなく、一般的には仕事をリタイアするまでに3,000万円の貯金が必要とも言われています。
エンディングノートで自分を見つめ直す
しかし、お金に関しては個人差が大きいので、一般化して考えるのではなく自分自身について考える必要があります。
だからこそエンディングノートで自分を見つめ直すということが大切になるのです。
では、必要なお金はどのように考えれば良いのかですが、まずは自分がどのような生活をしていきたいのかと、老後得られる収入を考える必要があります。
退職金などあらかじめ計算しておこう
自分が求める老後の生活レベルは老後の支出に直結する問題です。
生活に最低限必要なお金が夫婦で22万円ほどとすると、夫婦で年金がどれくらいもらえるのかを見れば求めることが出来る生活レベルというものも見えてきます。
仮に夫婦で月額25万円年金がもらえるとしたら月に3万円分の余裕が生まれます。これに加えて退職金も加わる形になるでしょう。
それだけで満足できる生活であればある意味貯蓄は必要ないということも言えるのです。逆に足りないのであれば、それまでにしっかりと準備をすることが大切です。
介護も視野に入れた人生設計を
また、最終的には老人ホームなどで介護を受けることになるでしょう。その場合には、老人ホームの入居費用などについても考えなければなりません。
楽楽シニアなどで老人ホームを見れば、様々な老人ホームがありますので自分の理想の老人ホームはどれくらいの費用が必要なのかもわかるでしょう。
生きていく上でお金というのは切っても切り離せない重要なものです。エンディングノートを見ながら、お金のことについてしっかり考えることが終活の最も重要なことと言えます。
お金について考えることが大切
終活は自分が将来介護が必要になった時や死んだ時にどうしてほしいのか、どの様な老後を暮らしていきたいのかを考えて形にしていくということです。
まずはエンディングノートを書くことからはじめてみましょう。
最近では、文具店や書店にエンディングノート用のノートが売られているので、それに沿いながら書いていくというのも良いのではないでしょうか。