高齢者におすすめの運動レクリエーション紹介
この記事の目次
風船を使ったレクリエーション
高齢者に人気が高い運動レクリエーションとして挙げられているのが、風船を使ったレクリエーションです。風船は通常のボールと比較すると動きがゆっくりなため、高齢者でも目で追いやすく、打ち返したりキャッチしたりするのもやりやすくなっています。しかも風船自体が軽いので、筋力が落ちた高齢者でも扱いやすいほか、怪我をさせる心配がないところが大きなメリットだと言われています。
そんな風船を使った運動レクリエーションの中でもおすすめだと言われているのが、風船バレーや風船バスケットと呼ばれるものです。風船バレーは風船を打ち返して遊ぶもので、風船バスケットはスタッフが投げた風船を置いてある箱に入るように打ち返すという内容になっています。
風船バレーは声を出して数を数えることで脳を活性化させる効果が期待でき、協力することで社会性や協調性を維持させるほか、対抗戦にすることで意欲を引き出す効果もあると言われています。声を出すことでストレス発散効果もあると言われていますし、風船バスケットは箱に入るように打ち返すという動作が脳を鍛える効果があるようです。
立てる人は立って行えば下肢の筋力トレーニングにもなるので、精神的にも身体的にも効果的な運動レクリエーションとされています。
ボールを使ったレクリエーション
風船は軽くて怪我をさせる心配がない道具ですが、重さが必要な運動レクリエーションをする場合はボールを使用することが多いです。ボールの種類はビーチボールやソフトボールのような柔らかいものを使えば怪我をさせる心配はなく、少し空気を抜いておけば掴みやすいので握力の弱い高齢者でも参加しやすくすることができます。
そんなボールを使った運動レクリエーションの具体例としては、ボーリングやサッカーが挙げられています。
ボーリングは通常のボーリングを再現するような形で、ペットボトルなどをピンの代わりにして高齢者に投げてもらうレクリエーションです。通常のように立ってすることができるだけではなく座った状態でもできるので車椅子の高齢者でも参加しやすく、腕や手を使うため上半身の筋力トレーニングとしても有効だとされています。得点を競うようにすれば計算のための脳を活性化させたり競争心を高めることができるため、意欲の向上やストレス発散の効果もあります。
サッカーの場合は輪になってボールを蹴り合う方法もありますし、ゴールを作ってそこに入るように蹴るという方法もおすすめだと言われています。こちらは主に下半身の筋力トレーニング効果があり、対戦させることによる意欲向上の効果も期待できるようです。
シンプルに体操を取り入れた運動レクリエーションもおすすめ
ほかにも高齢者におすすめの運動レクリエーションとしておすすめだと言われているのが、体操を取り入れたレクリエーションです。
例えばレクリエーションをする前の準備体操としてラジオ体操を取り入れると、全身の筋肉をほぐしたり伸ばしたりすることで怪我の予防効果があるのはもちろん、子供の頃のことを思い出すなど脳を活性化させる効果もあると言われています。またラジオ体操は高齢者の多くが経験したことがある体操なので音楽を書ければ指導しなくても自然と体を動かせるため、レクリエーションへの参加のきっかけづくりとしても効果があると考えられているようです。
ほかにもタオルを使った体操があり、タオルを使って腕を伸ばしたり足を上げたりするなど、色々な運動に繋げることができます。タオルを使うことで何も持っていない状態よりも筋肉を伸ばしやすくなるため、普段はなかなか体が動かない高齢者のサポートアイテムとして活用すると効果的です。また普通の体操ではできない動きもタオルを使うことで高齢者でも実践しやすくなり、体だけではなく脳への刺激になると言われています。
同じようにタオルではなくボールを使った体操も同様の効果が期待でき、タオルよりも柔らかいものなのでタオルを掴めないほど握力が弱い高齢者でも実践しやすくなっているところがポイントです。
このように体操を準備運動の代わりに取り入れると、それだけでも十分運動レクリエーションにすることができます。特に普段あまり動くことがない高齢者が運動レクリエーションをする前には、体操レクリエーションを取り入れておくと怪我予防の効果があるのでおすすめと言われているようです。
体を動かすトレーニングには様々な種類と効果がある
体を動かす運動トレーニングは、高齢者の筋力低下を予防したり筋力維持の効果があるのはもちろん、頭を使ったり声を出させることで脳の活性化や脳トレ、さらにストレス発散などの効果も期待できるとされています。
また運動と言っても立って行うものばかりではなく座って行うこともできるので、様々な状態の高齢者に対応できるレクリエーションとしておすすめだと言われているのです。
老人ホームはただ介護をする場ではありません。上でご紹介したように入居者が楽しみながら心身の衰えを抑える取り組みを行なっています。施設ごとに様々な取り組みを行なっているので、どんな老人ホームがあるか興味がある方は、楽楽シニアに聞いてみましょう。要望に合わせた適切な施設がきっとみつかります。